ピクニック帰り PT

ポメロ・フォーリリーズ「……まあ、あまりやり過ぎない程度にした方が良いと思いますよ？　そこで我儘になりすぎてしまったら、魔界に足を踏み入れた者としての印象が下がってしまいます」

ポメロ・フォーリリーズ「ふふふ、それくらい感謝しなくても良いですのに。麓を超えれば後はそれなりに楽だったので、あくまでもあの殴ってくる敵が強いということを話しただけです」

メラノ＝ガスター「うむ、単純明快だな。
一度対敵したならば、力を尽くさぬのも失礼と言える。
全力を以って之を撃破する、やはりそれ以上はない。」

メラノ＝ガスター「……事実を言うと、之自体は此処らで拾った物でなく、我々の一族にも用いる者の居る耀華伝来の物では在るが。
或いは、「とぱあずりんぐ」と言う物も結構な代物かも知れんな。
美しい品だが、魔族が付けているので恐らく武器であろう。
拳で殴る際に、あの突起が威力を一点に集中させ、増大させるのかもしれん。
やはり触れてみないとわからんな、戦場には不思議がいっぱいだ。
(満足そうな笑みを浮かべた)」

メラノ＝ガスター「物とするのには巨大な気もするが、魔王城には最上階に扉が在る。
アレも何度か開かぬものかと叩いてみたが、どうにも動く気配すらない。
実に面白い、あの技術と、あの扉とを拾って帰りたいが。」