ゴーゴーキシェタトル PT

アルノー「……全員いるな？」

アルノー「……全員いるな？」

アルノー「……全員いるな？」

アルノー「2倍か……随分大きな武器なんだな。
扱うのは難しそうだが、けれどリーチは相当の物だろうし、力を乗せた時の威力は絶大だろうな。馬ごと斬ってしまう、というのも真実味がある。」

アルノー「……この戦いでいつ命を落とすか分からない、という意味ではなさそうだな。（真顔で返され、目を瞬かせたが、すぐにそう問い返した。）」

アルノー「椅子。……本当に色々な得物、というか、何でも使って来たんだな。
そういう戦い方はしたことがないのだけれど、ガスターはどんなところでも戦えそうだな……。」

アルノー「好い、と思ってくれるなら嬉しいよ。君のような在り方も、私はすごいと思うけれど。
でも、私にはこの在り方が性に合うらしいから。」

アルノー「やっぱりディータか！　ああ、彼とは……そうだな、知り合いで。
意外と、世界は狭いものなんだな。知り合いの知り合いだったなんて、思わなかった。
彼は元気にしていたかい？」

アルノー「まあ、そうだな……僕も最初は、本当に、困惑した……。
でも、良い奴なんだよ。さっき言ったみたいに意思疎通はできるし。
ポストと出会ったことは、旅に出てから一、二を争う驚きの一つだな……。
でも、何というか、良い意味で視野が広がった気はしている。」

アルノー「成る程な……羽を羽ばたかせている、のは分かり易いんだが、踏み切りか。よく考えたら、そうだな、そういう力も要るのだろうな。あまり想像したことがなかった。」

アルノー「（確かに、その環境なら飛ぶのが一番良い方法なのだろう。納得したように頷いて、）守り抜く、……君の住む地は戦火に晒されていたのか？（というか、今回の魔王進攻のことだろうか。）」

アルノー「ああ、えーと、「最強」を目指している知人が居てな。彼は剣や斧、どころか椅子も使ったことがあるらしいから。
使えるものが多いことは、決して悪いことではないと思う。（そんな風に言っている内に、落ち着いてきた。）」

アルノー「二刀流？　どちらも斧か……すごいな。
そうだな、片方を剣にするのは難しそうだけれど、リーチも変わるだろうし、攻撃方法も変わる。
相対する相手としては、厄介極まりなくなりそうだ。試してみる価値はあると思うよ。」

アルノー「そうか、お気遣いありがとう。
……でも、僕が誰彼構わずにこの剣を差し出そうとするとは思ってほしくないな。
（なんて、ちょっとだけ笑って肩を竦める。）」

アルノー「ああ、宜しく頼む。
私たちはきっと、魔界には行かないだろうけれど……大変な地だと聞くから。君なら大丈夫だと思うが、どうか無事で。」

アルノー「……全員いるな？」

アルノー「……全員いるな？」

アルノー「……全員いるな？」