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メラノ＝ガスター「然り、己も昔とは相当に変わったものだ。
年少き頃は、視野が狭く、杜撰であり、そして……使命に燃えていた。
家の皆の為に戦い、皆の為に死ぬ。
其れが理想で在り、日々が必死だった。」

メラノ＝ガスター「……肯定は、嬉しいものだな。
今の己の選択が如何であったか、己はともかく、他の者に聞けることは多くない。
何より、こうして御主と見えた事や、見知らぬ物に触れる事が、間違っていたわけがないな。
有難う。」

メラノ＝ガスター「然れども若者と言うものは、昔の己のようで在ることは常でもあるかと思う。
御主こそ同年代の者と比べて、知的であり達観していると言われるのではないだろうか？
少なくとも己はそう印象を受けた。<br.(軽く首を傾げ、はにかみつつ言う)」

メラノ＝ガスター「子に会う……のも厳しい。
今己は家と縁を切った身、言うなれば外敵だ。
よしんば会えたとしても、其処は戦場であるだろう。
……そう考えると一つ手合せしてみたくも思えてきたが。」

メラノ＝ガスター「そう言う訳でな、やはり己は先以外に道はなく、御主の身の保障も出来ん。(すっとポメロの目へ視線を移し、語る)
うら若き乙女が、死に行く老兵の旅路に付き合う道理などないな。」

メラノ＝ガスター「御主は才覚が豊かであれば、見目も優れている。
この先冒険者として生きるようならば必ずや大成し、そうでなくても相応の幸せが手に入るだろう。(目線を逸し話を続ける)
口惜しきかな、己はその時にはこの世に居らぬだろうが、御主の先を祈り、思っておこう。」

ポメロ・フォーリリーズ「もう魔界への入り口があった城――名前なんでしたっけ、あちらまで侵攻が止まっていると聞きました。
時間はかかりそうですけど、待てば他の街や国も落ち着くでしょう」

ポメロ・フォーリリーズ「少しだけの辛抱ですよ。
相手がディータさんの顔を覚えてくれて、来ただけで優しい態度を取ってくれれば正解です」

oO（あ、決めてなかった……）

ポメロ・フォーリリーズ「本を読むという行為よりも、新しい知識を吸収することが楽しい感じでしょうか。あとはインクの匂いや、凝った装丁にも心惹かれるものがあって……
ですので冒険者になろうと決意しなければ、今は出版に関わる仕事をしていたかもしれません」

ポメロ・フォーリリーズ「……とりあえずは家に帰って、戦いとは無縁の生活の中で身体を休めたいですね。ディータさんと似てるかも」