喫煙スペースでコーラシガレット PT

ポメロ・フォーリリーズ「元から凶暴だった魔獣は、停戦の報せが届いても元気に襲ってきますけどね……
あれはあれで魔族と違うものだから、しょうがないと思いつつ蹴散らさなくてはいけないのが手間ですが。
もしそれらを魔族が操っていたとしたら、もうじきこの問題も解決するでしょう」

ポメロ・フォーリリーズ「ぼ、冒険譚？　売れるかな……」

ポメロ・フォーリリーズ「でも、これから新たな勇者を目指す人達のために、勇者はこういうことをしてきたり、こういう困難を乗り越えてきたんだ！　みたいな情報をまとめておくのもありかも知れませんね。
メモがてら、記憶が薄れないうちに書き留めてみますよ。時間がかかりそうですが、もし出版されることになったらディータさんにもお知らせしますね」

ポメロ・フォーリリーズ「私はこれからも冒険者としてやっていくかどうかは未定ですが……ディータさん、貴方は私よりお若いですし、これからの可能性が十分あると私は考えています。
何せ私は他人を補助する魔法や力は持っていませんし、ディータさんが攻撃を防いでくれたことで安全に進める場所もありました。
……もし私の後を継いで勇者になるなら、それこそ全力で支援しますよ？　ふふっ」

メラノ＝ガスター「(指を立てる仕草を見て、くくくと笑う)
(が、少し考えたような表情に変わる)」

メラノ＝ガスター「魔族っぽい顔、か。
思えば人は見た目に左右されると聞く所では在るが、魔族も違いはないかもしれん。
形は違えど、心は変わらんものだ。(納得したように頷く)」

メラノ＝ガスター「時に御主ら、今度の戦いは終わったが何方へ行くのか？
戯れに聞いてみようと思った。」

ディータ「あの、身長は冗談…ジョークってやつデスよ。真面目なところは相変わらずなんデスね」

ディータ「ガ、ガスターさんに聞いたんデスか！そうデス、魔界に入るときのお手伝いをしマシた。そのあとは、なんとなくで火山に行ったり…。考えてみたら、魔王城に行こうかなって思ったときには、もう魔王さん倒され寸前って感じだったみたいデシたけど」

ディータ「（真正面から見られると、少し恥ずかしいらしい。ちょっと目を逸らしてから、また向き直った）
僕の目、もう怖くはない？…君がそうやって向き合ってくれると、あの時お話できてよかったって本当にそう思うんデス。」

ディータ「だから僕も友達になれて嬉しいデス。仲間のみんなとも、アルノーさんとも。お互い、色んな人にお世話になったみたいデスね。」

ディータ「僕、騎士ってよくわからないですけど、アルノーさんはきっと目標に近づけてるって思いマス。
アルノーさん的にはまだ理想の騎士像には届いてないんデスか？」

ディータ「僕の旅の話は…そんなに面白いことないデスよ。えっと、僕は、色んな町を見るのが楽しかったデス！大きな町とか小さな町とかあったけど、1番はお城デスね！大きくて広い!自分のお城とか持ってみたいなーって思いマシた。
落ち着いたら、どっかの国の人に要求しようと思ってマス！帰る故郷もないし」